H82W・EKスポーツ サスペンション交換(フロント)

愛車遍歴

10万キロ目前の安価な中古車として我が家へ嫁いで来た三菱EKスポーツ・H82W。
乗り心地は可も無く不可も無く、まあ普通。
ただ、歴代【ローダウン=標準車高】の独自基準
で生きて来た私にとって、この標準車高はどうしても気になっていた。

そんな矢先、交差点、特に右コーナーを巡行中に足回りから
「カッ、カッ、カッ!」って異音がする様になってきた。

「はは~ん、ハブベアリングが臨終かな」
って予想をするも、色々ググってみると、怪しいのはドライブシャフト本体らしい。
ジャッキアップしてブーツ類を点検するも、破けてグリスが飛び散った跡も無い。
グリス切れかと想定しブーツバンドを外しグリス補填。でも治らない。

ここまで確認できれば、既に手遅れだと腹を括り、中古でドライブシャフトを購入し、ポン付けするのが最短ルートとなるが、どうしても車高を下げたい願望があった私は、下記の【持論】を嫁に説明し、念願のダウンサスを導入するのであった。

【持論とは】
1.今回異音が出たのは左車前輪側のドライブシャフト。
2.エンジン・ミッションの位置関係から、EKスポーツ
  は左側のドライブシャフトが右側より短い。
3.短い(左側)シャフトの方が、ミッション・ハブ間の
  取付角度がキツクなる。
4.角度がキツイとジョイント部の回転負荷は大きくなる。
5.車高を下げる事で、ミッションとハブ間の角度が直前状
  に近づく。
  結果ジョイント部も深く刺さり、異音は改善するはず。
  
言葉では分かりづらいので図で書くとこんな感じ。👇

この持論の根拠となったのは、小学4-5年生位でハマったタミヤのラジコン、ワイルドワンと言うオフロードバギーの構造から得たところが大きい。
リアのギアボックスとホイールハブを繋ぐドライブシャフトの両端末ジョイント部は六角形状であった。(現在の再販仕様はドックボーン式に改良されている点からも不具合が認識されていると言う事でしょう)
この六角ジョイントは、サスペンションが伸びきった(つまりジャンプなどで車高が最大に上がった)状態になると動きが渋くなり最終的には六角のカドが丸まってしまい、最終的にはドラシャがカップジョイントの中で空転しまい走行不能に陥るトラブルが出るのだ。

意外と思われるかも知れないが小学生時代から何台も組み立てたラジコンカー(RC)の構造って実車の構造をそのままダウンサイジングした機構が多数あり、今現在の私の実車メカニック知識に大きな影響を与えている事は間違い無い。

ノーマル車高・リアよりフロントが腰高に感じる?
フロントのみ完了・かなりのローダウン化

【今回導入したダウンサス】
・RGレーシング(レーシングギア)ローフォルム レボリューション
 スペック:フロント30~35mm、リア30~35mmダウン
 バネレート:F2.7/R2.6、2WD、NA/ターボ共通・・・らしい・・・

さて本題に戻るが、ダウンサス導入によるドライブシャフトジョイント角度の改善による異音改善の結果は、、、大方の予想通り、「・・・治らなかった・・・」である。

私欲を満たす為、かなり遠回りしたが「走行距離が少なく取り外すまで不具合無し」と言う説明文を信用し、中古のドライブシャフトをポチリ。

事前の予習と工具、ノウハウは必要になるが、一応ポン付け。
・・・素人作業ですし修理の様子は割愛させて頂きます・・・
ようやく無事に治りました。(祝い)

リアは、、、車に酔いやすい息子も乗る事が多いので導入は見送った。
(元々リアに比べフロントがやけに腰高に見える点を改善したかった理由も関係)

【まとめ】
ドライブシャフトの異音改善を理由に導入したダウンサスであるが、異音改善出来なかった事に加え、あまりの乗り心地の悪さに1年あまりで純正に戻したのは内緒である。
歴代の所有車の大半はダウンサス・ローファースポーツ・車高調など一通り経験済みであるが、改めてノーマルショックアブソーバ+ダウンサスの組み合わせは、、、安価ではあるがお勧めしない。。。

愛車遍歴Vol.13 H82W EKスポーツ ロアコンプリートX(NA FF 4AT)

コメント

  1. […] ャフトからの異音改善(結果として改善はしませんでしたが、ご参考:H82W・EKスポーツ サスペンション交換(フロント))とフロントタイヤ上部とフェンダー隙間がリアと比べ異様に広く不 […]

タイトルとURLをコピーしました